平成28年12月12日(月)に第2回山形県海岸漂着物対策推進協議会を庄内総合支庁で開催しました。
今年は、9月の全国豊かな海づくり大会開催を前に、海岸管理者等の回収処理の他に、地域住民の方々やボランティア団体、学生応援クリーンアップ等の海岸清掃が盛んに実施されて、平成23年度の海岸清潔度モニタリング調査開始以降、海岸をきれいにするという短期目標を達成した地区が最も多い結果となったことが報告されました。
次に海岸管理者等や市、町から海岸漂着物の回収状況の報告、各団体、県循環型社会推進課及び事務局から今年度の事業実施状況が報告され、海岸ボランティア参加状況については、把握している平成23年度以来、参加者数が過去最高となったことが報告されました。
また、小谷会長から関東・関西から来県した学生と県内学生の学生応援クリーンアップの熱心な活動状況についての紹介、事務局から第36回全国豊かな海づくり大会に向けた環境美化の取組みについての説明がありました。
平成29年度の事業予定の説明が県循環型社会推進課からあり、また、一般社団法人JEANの代表理事でもある金子副会長から海洋(プラスチック)ごみによる海洋汚染問題への対応について情報提供をしていただきました。
会員からの意見として、海岸清掃活動の成果が出たことを広く周知して欲しいこと、新たな問題となっているマイクロプラスチックごみの展示を要望すること、東北公益文科大学の学生が環境問題対策推進の原動力になってきている等の発言があり、陸域部の発生源対策を推進することや、定着してきた海岸清掃活動を来年度以降も継続できるよう、関係団体で協力して推進していくことを確認しました。
会議資料&報道発表資料(PDFデータ)
04 秋期漂着状況(資料3、資料4)
※12月26日(月)、記者発表資料を追加しました。