伝えてほしいこと~ごみ問題を題材とする環境学習の長所~

21世紀に入り、ごみ問題は様々なその他の社会問題と密接に関わり複雑化しています。
石油製品の大量生産・大量消費・大量廃棄という現代の社会構造の問題。リサイクルの推進に関わる課題やその先にある最終処分場の寿命問題。街中のごみのポイ捨て、山間部での不法投棄など、モラルに根差した問題。そしてプラスチックに含まれる有害化学物質の影響など、様々です。
特にポイ捨てや不法投棄により私たちの管理から外れてしまったごみは、自然環境に悪影響を与えています。その他にも後述する通り様々な問題を抱えており、地球環境問題を考えるときに必要な要素を内包しています。
ごみ問題を題材にして環境を学習する利点としては、温暖化問題の原因であるとされている二酸化炭素やその他の温室効果ガスと違い、現状が目に見えて確認できることが挙げられます。環境が改善したのか悪化したのかが視覚的にはっきりと感じることができるのです。体を動かしごみを拾う、実践を絡めた地域に根差した展開が可能です。
山形県ではこの問題に全国に先駆けて取り組んできた経緯があります。1977年には水辺環境の美化運動「きれいな川で住みよいふるさと運動」が始まり、毎年20万人ほどが参加しています。2000年以降には、最上川や飛島をはじめ、各地で大規模なクリーンアップ作戦が始動し、現在に至っています。 川や海をきれいにする取り組みを続けてきた山形ならではの環境教育を行う際、ここにある様々な「素材」を授業などで活用してほしい、と願っています。

環境教育のヒント



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