10月21日(土)、株式会社みなと(河川協力団体)の河川清掃の際に、ICC調査を行いました。芋煮会会場になっている河川敷を清掃しようと始まり、今年で4年目を迎える活動です。

ICC調査とはInternational Coastal Cleanupの頭文字で、直訳すると国際海岸クリーンアップキャンペーン。種類別に個数を数えながらごみを拾う、市民参加型の調査活動です。詳細については、日本のナショナルコーディネータである一般社団法人JEANのページをご覧ください。

今回は、最上川の右岸側の出羽大橋から下流へ1900mほどを清掃・調査しました。3581点のごみを回収し、世界基準のデータシートに基づき45種類ごとに分類し個数を数えました。中にはタイヤや家電などの粗大ごみ、まとめて捨てられている農業資材(肥料ぶくろ)など悪質な不法投棄もありました。

個数別にみて多かったごみは、タバコの吸殻・フィルター557個(15.6%)、飲料用プラボトル(ペットボトル) 382(10.7%)、飲料缶357(10.0%)、食品の包装・袋113(3.2%)、飲料ガラスびん104(3.2%)となっています。
芋煮会シーズンを明けてすぐということもあり、芋煮用のかまどの周りに数十本まとまって捨てられており、利用者のマナーの向上も求められます。

飲料用のボトルやガラスびんについては、ラベルがはがれていたり、汚れていたりするので上流から長い時間かけて流れてきたと予想されます。流域一帯となって全県挙げたごみ減量の取組が重要です。