去る3月16日、米国の海岸漂着物や海洋ごみ問題に取り組むNGO関係者5名が庄内海岸を視察しました。
震災漂流物の大量漂着への対応のため、笹川平和財団の支援で日本に招聘したメンバー(アラスカ州、オレゴン州、ハワイ州及びワシントンD,Cの国際海岸クリーンアップのコーディネーターら)とJEAN、ピースウインズ・ジャパン、九州大学の学生らです。
庄内海岸の漂着物状況をみた米国NGOメンバーの感想は、以下の通りでした。
○大量のごみが漂着している状況が理解でき、かつ日常的な状況であることへの驚き
○韓国、中国等の諸外国起因の漂着物が大量に存在している実態を認識できた
○アラスカ州海岸の漂着物の一部が、庄内海岸の東アジア諸国の漂着ごみと同じ物であ
ることを確認できた
一行には、県庄内総合支庁環境課から山形県における海岸漂着物対策についての説明をいただき、発生源対策も含めて取り組んでいる状況を伝えました。
米国の西海岸の漂着物には日本語の他、中国語やハングル表記のものが見つかります、その区別が分からないため、漢字表記のほとんどが日本からの津波起因の漂流物のように誤解されます。
日本海沿岸の海岸漂着物の状況を実際に見てもらうことで、理解を深めてもらうことができました。
視察状況の様子は添付ファイルをご覧ください。
尚、視察の受け入れは、パートナーシップオフィスが担いました。
庄内視察の様子のPDFを閲覧する。130316_shyonai