4月21日、東北公益文科大学の環境社会学の一枠で、海岸漂着物問題について出前講座を行いました。
山形県における海岸漂着物対策、市民団体が果たしてきた役割、全国の活動事例、最新の海洋ごみ研究の知見などを説明しました。

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公益大学生の感想

受講した学生の感想を抜粋しました。

・1950年代から取り組みが続いてきたにも関わらず、規制力を欠いてきた難しい問題だと初めて知った。ごみを拾っても拾ってもまた次のごみが来るけれど、それでもごみを拾う意味はあると思う。プラスチックのごみが問題になっているので、プラスチック製品の使用削減をすべきだと思った。

・マイクロプラスチックが有害化学物質を吸着、さらに生物濃縮によって人間の体内に入ると思うと、恐ろしい。プラスチックは私たちの生活に欠かせないもの。正しく処理すればこのような問題は起こらないはず。これ以上、プラスチックで海が汚染されないよう意識しながら生活したい。飛島など、身近で行われているクリーンアップ活動に積極的に参加したい。

・マイクロプラスチックも、吸着する有害物質も人間が出しているもので、まわりまわって人間に還ってきている。身近な問題と認識しなければならない。海ごみ問題が国レベル、国際レベルの議題になるのが遅いのではないかと思った。もう少し早くこの問題が取り上げられれば、今より深刻にはならなかったのではないだろうか。

海岸漂着物、出前講座受付中!

28年度は庄内地方の学校や団体を対象に海ごみ問題の研修に講師を派遣しています。
普段行っているボランティア清掃や環境学習の機会に、「ごみでつながる海とまち」の視点を取り入れてはいかがでしょうか。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。