このサイトを利用した環境教育プログラムの組み立て方について
以下に一例を示しています。これをヒントに、みなさんが実施する授業や事業の目的や対象者に合わせてアレンジして使ってみてください。
協 力:環境カウンセラー 井東敬子 参考文献:プロジェクト・ワイルド
●ねらい:自然の力では分解しないごみと分解するごみ(流木など)の違いを理解する。
●対象:年中~小学生低学年
<導入>
海辺または河川敷で、ごみ(ビニール、プラスチック、びん、缶、ペットボトルなど)、流木、貝殻、海藻など、多種類のものを拾ってきてもらう。
<展開>
分類する。土に埋めておくと腐ってなくなるものと、いつまでも無くならないものを予想させ、校庭などに、深さ2~3センチの所に埋めて実験する。
<まとめ>
・自然物が腐った頃を見計らい、掘りかえしてみる。なぜなくなったのか考えさせた後、参加者に理解できる表現で、プラスチックやびん、缶、ペットボトルは分解されずいつまでも残り、自然物は小さな生き物が食べて分解していくことを伝える。
・ごみをこのままにしておくとどうなるか想像させた後、庄内浜のごみいっぱいの写真や野生動物へ与える影響の写真を見せる。
・例えば、ミカンの皮は自然物だが、大量にあると小さな生き物は食べきれず、腐って嫌なにおいが出たり虫がわいたりして、人間にも自然の生き物にも悪い影響を与えることを伝える。