令和4年8月23日(火)〜27日(土)の5日間、NPO法人国際ボランティア学生協会とNPO法人パートナーシップオフィス(美しいやまがたの海プラットフォーム協働事務局)の共催で「第8次山形県日本海沿岸清掃活動」を実施しました。

遊佐町西浜海岸、酒田市飛島海岸、鶴岡市湯野浜海岸を清掃しました。
およそ100人の大学生とスタッフが参加し、総延長1350mの海岸を清掃、約1150袋の漂着ごみを回収しました!
清掃活動に交流会、専門の先生を招いた学びの時間など充実した活動でした。

1日目遊佐町海岸

1日目の午前中は、遊佐町吹浦地区の防災センターをお借りして開会のセレモニーと座学研修をおこないました。

開会セレモニーでは遊佐町副町長の池田様よりご挨拶いただき、激励の言葉と共に名物の遊佐カレーのルーを提供いただきました。

座学研修では、大阪商業大学 原田准教授より講演いただき、海洋ごみ問題の最新の知見を学びました。人工芝の破片など、生活の意外なところから海へ流れ出すマイクロプラスチックの話など、身近な事例を交えたわかりやすいお話でした。しっかり学び、海ごみを回収する意義を再認識して活動に臨むことができました。

遊佐副町長挨拶

午後は海岸にフィールドを移して海ごみの回収活動を行いました。
曇り空に時折、小雨が降る空模様でしたが、雲の間を縫って活動することができました。海水浴場として6〜7月に清掃され一度は綺麗になった西浜海岸ですが、何度か海が荒れたことで色々な海ごみが新しく漂着していました。

2日目 飛島海岸

2日目は飛島に渡り、日帰りで清掃活動を行いました。島へ渡る船の揺れが大きく、酔ってしまう参加者もいましたが、なんとか島に到着。長めの休憩をとって回復した後、ソデの浜と賽の河原へ移動して清掃活動を行いました。

集めたごみは黒松林の中の遊歩道を徒歩とバケツリレー方式で運び出しました。道路まで運んだごみは、島民の方の協力を得ながら、港まで軽トラックで運びました。
島民の方からも歓迎のお言葉をいただき、とても励みになりました。飛島の活動では、1立米のトンパックに9〜10袋の海ごみを回収し、帰路につきました。飛島で集めたごみは酒田市に処理していただきました。

3日目 遊佐町海岸

3日目は本土側に戻り、再び遊佐町西浜海岸を清掃しました。人の背丈もあるパイプや、大きな漁網の固まりもありました。漁網の固まりは、持ち運べるようにカッターで切り分けて処理します。とても大変な重労働でした。

1日目と合わせて、遊佐町の海岸では328袋相当の海ごみを回収できました。集めたごみは、遊佐町と山形県にお願いして処分していただきました。

4・5日目 鶴岡海岸

4日目、5日目は鶴岡市に会場を移して清掃活動を続けました。湯野浜海岸を駐車場から北側に向かって清掃していきました。最終日には、鶴岡市市民部長の伊藤様よりご挨拶いただきました。2日間にわたる清掃で523袋の相当の海ごみを回収することができました。湯野浜で集めたごみは、鶴岡市と山形県に処理していただきました。

1,000袋以上の海洋ごみを回収!!

活動場所
遊佐町
酒田市
鶴岡市
活動日時
8月23日/25日
8月24日
8月26/27日
活動距離
450m
200m
700m
回収量
328袋
302袋
523袋
合計
1,153袋

5日間にわたる活動で、総延長1,350mの海岸線を清掃しました。合計で1,153袋の海岸漂着ごみを回収することができました。
天候に左右される場面も多く、難しいコンディションでしたが、無事に活動を終えることができました。実施にあたり多大なご協力をいただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。