山形県では、2014年度『とびしまクリーンツーリズム』をキャッチフレーズとして、山形県唯一の離島、飛島を舞台に5~9月の間、県内各地域の小学生の親子や大学生、社会人を対象に海のごみ問題について学ぶ一泊二日の体験ツアーを行いました。
海岸の清掃活動をはじめ、自然観察やスノーケリングなど飛島ならではの体験を通して自然豊かな飛島の魅力に触れながら、美しい自然と豊かな海を守ることの大切さについて学びました。実施回数は全23回。参加者は534名と無事にすべてのプログラムを実施することができました。

そのうちの一回、7月19日-20日の土曜-日曜、2日間にわたって村山地区の親子15組30名が体験したプログラムを紹介します。

1日目

体験活動でシュノーケリングをする予定でしたが、
あいにく県内全域に大雨、雷、洪水注意報が発令されていたことから、中止となってしまいました…
室内プログラムとして、飛島や庄内の海岸に落ちていた漂着物でオブジェを作るアート体験を行いました。

夜光虫観察会

夜は、夕食後に夜光虫観察。
波の刺激を受けると青白く光る水生生物、夜光虫と星空を見に行きました。
町から遠く離れ、人工の光がない飛島は絶好の観察スポットです。
光る海に歓声が上がり、見上げた星空にさらに感動していました。

夜の磯は生き物たちがいっぱいです。眠っている魚は動きが鈍くじっくり観察できます。
夜行性のエビなどは活発に動いています。日常では見ることのできない海の姿に出会いました。
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2日目

翌日は清掃体験です。
島の西海岸を目指します。

手つかずの日本の自然

飛島の西海岸には人の手が加わっていない自然のままの海岸線が広がっています。

清掃活動

流れ着いたごみを熱心に回収していました。
大体30分くらいで20Lのごみ袋はいっぱいになりました。


30人で15袋のごみを回収して、記念撮影をしました。

清掃後は、休憩を兼ねつつ、磯遊びです。
思い思いに貝殻を拾ったり、ヤドカリを捕まえたり、カニを追いかけたりしているとあっという間に時間が過ぎます。

移動はガイド付きのトレッキング

行き帰りの移動中も見どころ満載です。
飛島案内人、コンシェルジュの2人が、自然や歴史、文化の注目スポットを解説してくれます。
ちょっとしたトレッキング気分で移動です。

しっかり勉強会

最後に座学を行い、2日間学んだことを振り返りました。
お昼ご飯を食べてからは自由時間。
海水浴をしたり、魚釣りをしたりして、夏を満喫して飛島を後にしました。

うみねこにさようなら

帰りの定期船も、楽しみ満載です。

ウミネコと戯れていると、あっという間に酒田港。2日間お疲れ様でした。

参加いただいた皆様、有り難うございました。
飛島の島内向けに配布された最終報告資料はこちらです。