環境教育研究会(仮称)
山形県が策定した山形県海岸漂着物対策推進地域計画「美しいやまがたの海づくりプラン」に基づく2011年度の普及啓発・環境教育事業の一環で海の環境教育に関わる検討会として、「環境教育研究会(仮称)」を設置し、議論しました。
年間を通して4回の議論を行いその中で、啓発グッズの在り方という根本的なところから議論を進め、教員や環境教育を行う指導者が自由に使える素材を提供する仕組みを作成する運びとなりました。
一つはこのウェブサイトで、写真や動画といったメディアを提供していきます。
もう一つは実際の海岸漂着物のサンプルです。
サンプルは各地域で貸し出し窓口を設けてレンタルを行っていく予定です。
サンプル①
実際の海岸の様子が想起されるようにあえて分別せず、砂や流木、貝殻もろとも海岸にあったものを洗浄して容器に梱包しました。篩もセットになっているので細かな破片ごみまでより分けることを教室などで実践できます。
サンプル②
コアホウドリの誤飲問題を取り上げたもので、プラスチック製品の誤飲により死亡しコアホウドリの雛、一羽の体内から出てきたものを庄内海岸の漂着ごみで再現しています。
もちろん、ミッドウェー環礁の雛鳥を死に至らしめた実物ではありませんが、そこで回収されたごみと同様の種類、大きさ、個数で再現しています。
「環境教育研究会(仮称)」ですが、2012年度からは「山形県海岸漂着ごみ環境教育研究会」と名称を変えてこの問題の解決に取り組んでいくことになっています。
2011年度の各回の会議録は以下の通りです。
2011年度の研究会のメンバーは以下の通りです。(敬称略)
所属 | 役職 | 氏名 |
山形県教育センター | 指導主事 | 齋野正能 |
酒田市立泉小学校 | 教務主任 | 佐藤千佳夫 |
鶴岡市立由良小学校 | 教頭 | 鈴木義彦 |
環境カウンセラー | 井東敬子 | |
山形県庄内総合支庁環境課 | 課長 | 石垣清志 |
同上 | 課長補佐 | 蛸井善久 |
同上 | 主査 | 渋谷 陽一 |
NPO法人パートナーシップオフィス | 理事 | 金子 博、石塚 一晶 |
同上 | スタッフ | 大谷 明、渡部 陽子、 黒島 龍之助 |