令和7年8月26日(火)〜8月30日(土)の5日間、山形県、NPO法人国際ボランティア学生協会と美しいやまがたの海プラットフォームの共催で「山形県学生応援クリーンアップ事業」を実施しました。全国各地から80名以上の大学生が集まり、遊佐町西浜海岸、十里塚海岸、酒田市飛島の西海岸を清掃し、漂着ごみ問題解決に向けに取り組みました。

1日目 遊佐町海岸 

1日目の午前中は、遊佐町鳥海温泉遊楽里にて開会のセレモニーと座学研修をおこないました。

開会セレモニーでは遊佐町松永町長よりメッセージをいただき、激励の言葉と共に名物の遊佐カレーのルーを提供いただきました。

座学研修では、認定NPO法人「中部リサイクル運動市民の会」事務局次⻑三ツ松様より講演いただきました。生活の中のプラスチックと海ごみのつながりを学び、地域に根ざした活動を広げるノウハウなど、海ごみの発生を減らすことに重点を置いた学びとなりました。

午後からは遊佐町西浜海岸に移動して、海ごみの回収活動を行いました。
この日は可燃ごみ 51袋、不燃ごみ3袋、漁網ごみ19袋、粗大ごみフレコン2袋相当を回収しました。
※フレコン:フレキシブルコンテナバッグ。化学繊維で作られた1立法メートルの大きな袋です。

2日目 遊佐町海岸 十里塚海岸

2日目の午後からは遊佐町十里塚海岸を清掃しました。
地元、十里塚自治会からは休憩場所として冷房の効いた公民館を提供していただき、とても助かりました。

可燃ごみ 65袋、不燃ごみ 5袋、漁網ごみ 45袋、粗大フレコン9袋相当のごみを集めました。
ごみの搬出には酒田市穂積の大場建設株式会社様より重機の協力をいただきました。

3〜4日目 酒田市 飛島 田下海岸

3日目からは飛島に渡り、一泊二日で清掃活動を行いました。
飛島は海水浴場や集落がある東側に対して、西側の海岸線は人里離れた自然海岸が広がっています。
冬の北風が強く、多くの海ごみが流れ着く上にアクセスが悪いため清掃しにくい場所です。今回は田下海岸で清掃活動を行いました。
※田下海岸:たのしりかいがん。四谷展望台近くの海岸です。

浜辺に山のように打ち寄せられた海ごみを拾い集めました。拾ったごみは仲間と力を合わせて運びます。足場の悪い場所を避けながら、車が入れる場所まで斜面を登り、相当な体力を使って運搬しました。

2日間の飛島の活動で、可燃ごみ フレコン4袋・600kg相当 不燃ごみ 0.3袋・100kg相当、漁網ごみ&粗大ごみフレコン 8袋・1600kg相当を回収しました。

5日目 遊佐町西浜海岸

最終日は西浜海岸で清掃活動を行いました。地元遊佐町の高校生や山形市から、およそ20名に参加いただきました。総勢100名ほどで、交流しながら合同清掃を行いました。

可燃ごみ 83袋、不燃ごみ 3袋、漁網ごみ 24袋、粗大ごみフレコン6袋相当を回収しました。

5日間の活動の成果

活動場所
遊佐町 西浜海岸
遊佐町 十里塚海岸
酒田市 飛島
活動日時
8月26日 / 30日
8月27日
8月28〜29日
回収量
ごみ袋183
フレコン8
ごみ袋115
フレコン9
フレコン12.3
5日間の合計
ごみ袋298
フレコン29.5

5日間にわたる活動で6トンあまりの海ごみを回収することができました。
多くの方の協力で大きな事故なく無事に活動を終えることができました。ご協力いただいた関係者のみなさま、本当にありがとうございました。